ゲーマー的な視点で見るべきポイント 劇中で椎名桔平が中華料理屋の親父に焼きを入れに行くシーンで、店に入ってきた客がDSをしている |
「アウトレイジ」の椎名桔平は武闘派ヤクザで、かなり怖い人物に描かれているんですが、反目する組の息がかかった料理屋に焼きを入れに行こうと強面のヤク ザを引き連れて入店します。
席に着くなり「店長呼んで来い!」とバイトを恫喝、隣の席にいた若いサラリーマンはびびって逃げ出してしまうんですが、その直後、 DSにヘッドフォン装備で大量の音漏れをさせながら若い客が入ってきて、場の空気を読まずに「ラーメン一丁」・・・
その後も、ヤクザを気にせずゲームに勤しむ姿を見て、椎名桔平らが苦笑するというゲーマー特有の”空気の読めなさ”を表したそんなシーンです。
ゲーマーを記号的に描きすぎだ!と思うかもしれませんが、武さんは怪作「たけしの挑戦状」も手掛けられてるゲームクリエイターで、もちろんゲームも(たぶん)大好きなので、批判精神があると勘ぐってしまうのは早計です。しらねえけど
客のやってたゲームの画面は映らないので、やってるのは架空のゲームなんでしょうが、「KO!」とか打撃音とか聞えてきたんで格ゲーなんでしょうね。DSの格ゲーってなんかあったっけ。ブリーチとかギルティギアかな?
しらを切る店の親父にぶち切れた椎名桔平は痛い制裁を……続きは劇場で!
■映画の感想■
北野武監督のインタビューを読むと”暴力シーン優先”とあって、そこから物語を繋げていくと。ショックシーンありきの映画構成ってのは、ホラー映画の技法だし、その辺をうまく融合させているのは「殺し屋1」だと思うけど、「アウトレイジ」の上手いところは個々のキャラクターに面白みを持たせてあって、群像劇として機能してるから、突飛したバイオレンスのシーンがあっても物語が止まらない、上手い具合に流れてるという印象がまずあって、見ていて退屈しなかった。
常連と組まなかったのも正解だと思う、椎名桔平が寺島進で三浦友和が大杉漣でも見れたんだろうけど、今回は俳優陣の配役が抜群にうまくて、もしもあの人だったらこうだったのに、とは微塵も思わせないキャラクターに仕上がっていた。
冒頭の山王組の総会から村瀬組とのいざこざを描くあたりが非常にテンポがいいので、グバナン大使館で闇カジノをやる所からはちょっとダレるが、終盤の積もり積もった負の連鎖で人がガンガン死んでいく様はヤクザ映画の熱を感じとれてとても良い、武演じる大友もほどよく前に出ずに一登場人物として抑止的に描かれているので、ヒロイックな感じとか、死に様とかを期待するといい意味で裏切られる。
あと黒人を騙す女役でしいなえいひ(「オーディション」「東京残酷警察」)が出てるのでおおっと思ったが、この人オフィス北野所属の人だったのね
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